子どもの治療は大人の治療とは
違ったアプローチが必要です
子どもは大人のミニチュアではありません。小児ならではの大人との違いによる対処法や治療方法も変わります。院長は近くの弦巻小学校の学校医を担当して10年になります。地元の子ども達、毎年800人の口腔内を見つづけて、どういう変化をしていくか、生え変わりがうまくいくケースか否かなど、経験を踏まえて、診断・アドバイスをさせていただいています。
また、より専門性を高めるため、東京医科歯科大学小児歯科からの女性ドクターによる診療を毎週金曜日の午後と第一、第三土曜日に行っております。
乳歯の重要性 ~ 永久歯の健康ために ~
「いずれ乳歯が抜けて永久歯が生えてくるから、乳歯は治療しなくても大丈夫だろう」そんな風に思っていませんか?
永久歯になった時の歯並びや噛み合わせには、乳歯列期の口腔内環境が深く関わっています。乳歯列期によく噛んで食べることで顎の発達と正常な骨格形成が促され、永久歯が正しい位置に生えるためのスペースが生まれます。しかし、乳歯が大きな虫歯になったり早期に乳歯が抜けてしまうとこの仕組みが崩れ、永久歯1本1本が並ぶだけのスペースが確保できなくなって歯並びが悪くなる可能性が一気に高まるのです。
乳歯は永久歯よりも小さく弱い分、虫歯にかかりやすく症状の進行スピードが早いという特徴があります。重症化すると乳歯の下で形成されている永久歯のエナメル質が溶けてしまうこともあり、乳歯の虫歯を放っておくのは非常に危険です。乳歯の時期こそ、きちんと予防と治療を行っておくことが重要なのです。
小児歯科でできる虫歯予防治療
子どもが一人で上手に歯を磨くのは難しいものです。お父さん・お母さんが歯磨きを手伝ってあげるほか、歯科医院で定期健診やブラッシング指導を受けて虫歯の早期発見・治療を行っていく必要があります。
当院ではフッ素塗布・シーラントを実施し、より効果的なお子様の虫歯予防に努めています。
フッ素塗布
乳歯や生えたての永久歯は柔らかく、歯を溶かす酸に弱い成分を多く含んでいます。フッ素には短期間で歯質(エナメル質)を硬く強くする働きがあり、虫歯予防に大きな効果を発揮します。フッ素の持つ抗菌作用が虫歯菌の増殖を抑え、初期の虫歯であればフッ素塗布によって歯質の修復(再石灰化)が可能です。
シーラント
特に生えてきて2年以内の歯は、虫歯になる確率が高いです。また、奥歯は溝が深く、食べかすがたまりやすく細菌が繁殖しやすい形状となっています。シーラントは奥歯の溝をレジンという歯科用のプラスチック樹脂で一時的に埋め、溝から虫歯になるのを予防します。
院内にキッズコーナーを完備!

治療の不安をやわらげるため、当院は待合室にキッズコーナーを完備しております。診療室ではモニターでアニメを流しています。 また、親御さんの診療中にお子様に遊んでお待ちいただくのにもご利用していただいており、その際、診療室のモニターからキッズコーナーで遊ぶお子様のご様子を見ていただけるので安心です。