口腔外科治療について
口腔外科治療は口の中およびその周囲における外科的治療を専門とする領域です。親知らずの抜歯、顎関節症、インプラント、歯周病、外傷、のう胞、腫瘍など、さまざまな疾患や症状に対処します。
親知らずの抜歯
親知らずがまっすぐ生えている場合は比較的抜歯が容易ですが、横向きに生えていたり一部がまだ出ていない場合は手術が複雑になります。抜歯前に痛みや腫れがある場合は、まず薬を処方して症状を緩和させ、その後に抜歯を行います。抜歯後は腫れや痛みが生じることがありますが、当院ではマイクロスコープを用いて最小限の組織損傷で手術を行うため、術後の痛みや不快感を抑えることが可能です。
親知らずは早めに抜きましょう
親知らずは、一般的に19歳前後に生えてくる第3大臼歯です。生え方によっては、早めの抜歯が必要な場合があります。親知らずが横向きに生えると、周囲の歯に圧力をかけて歯並びを乱し、激しい痛みや不快感を引き起こすことがあります。さらに、噛み合わせのバランスを乱し、食事や日常生活に支障をきたす可能性もあります。そのため、親知らずが問題を引き起こす場合は、早めに抜歯することが推奨されます。
下顎の親知らずは特に神経や周囲組織に影響を与えることがあります。歯根が極端に湾曲していたり、神経に近い位置に生えている場合は、慎重な判断と専門的な処置が必要です。
親知らずに関する悩みや疑問がある場合は、まずはお気軽にご相談ください。
顎関節症
顎関節症は、顎の関節に様々な問題が生じる病気で、症状には顎の関節がカクカク鳴る音や口の開閉が難しいなどがあります。軽い筋肉痛から、関節の変形に至るまで、その症状は様々です。特に女性に多く見られる疾患であり、症状が軽い段階から重篤な状態まで進行することがあります。
初期段階では、顎がカクカク鳴る程度の症状から始まりますが、放置すると口が開かなくなったり、関節自体の変形が進行する可能性もあります。したがって、早めの治療と適切なケアが重要です。
顎関節症の症状にお悩みの方は、どのような些細な症状でもお気軽にご相談ください。
口の中のできもの
口の中にできるできものには、口内炎、粘液嚢腫、そして悪性腫瘍などがあります。これらの状態は、専門の大学病院や他の医療機関での治療が必要な場合があります。口内炎や粘液嚢腫などは比較的一般的なものですが、悪性腫瘍などは重篤な状態であり、早めの専門的な治療が求められます。
お口の中に異常を感じたり、できものが見つかった場合は、一人で悩まずに、どのような些細なことでもお気軽にご相談ください。早期の治療や適切なケアが重要です。